HALa9000s CINEcolumn

一番面白かった映画、死ぬまでに見たい映画など、名作からB級まで感想レビュー。
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少年は残酷な弓を射る / WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN (2011・英)

子育てに喜びを感じられない母、朗らかだけど無責任な父、そんな家の子はストレスフルに育つ


★★★★☆
112分/カラー
監督:リン・ラムジー
原作:ライオネル・シュライバー
出演:ティルダ・スウィントン、ジョン・C・ライリー、エズラ・ミラー

女性旅行ライターとして成功していた矢先に息子が生まれた主人公。
嬉しい反面、突然自分の人生に介入してきた息子のせいで
それまでの自由を失ったことに対する恐怖や怒りの感情も合わせ持っている。
自分なりに母親業を頑張ってるつもりだが、泣きまくる赤ちゃんにうんざりし
その後もずっと問題行動を起こす息子に翻弄され憔悴していく…

まず、「少年は残酷な弓を射る」という邦題はダメダメね。
原題は「WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN」であり、
家族の問題を無視し続けることに対する問題提起
をはっきりと示唆しているのに、
邦題では、不気味な少年ホラーのような印象。

どうしてこんな邦題にしたんだろ?
機能不全家族ドラマよりも猟奇殺人ホラーで宣伝した方が
売れるって判断か?

とはいえ、内容的にはなかなかの良作。
エンターテイメントとしての面白さはあんまりないけど
崩壊していく家族の様子を淡々と描いていて
見終わった後、いろいろと考えて長く楽しめる。
いろんな人の意見が聞きたくなる。

このように客観的に考えさせるために
あまり感情をあおらない
あっさりした演出なのかもしれない。
なんか道徳の授業的な感じ?

結局のところ、この家の何がいけなかったかというと
みんなしてコミュニケーション能力が低いこと
じゃなかろうか。

母親は息子に対して不安定な感情をもっている上に
それがわかりやす〜く表に出ちゃってるし、
一方、父親はというと、表面的には朗らかで優しそうだけど
いい夫でいいパパやってます、と自己満足してるだけで
母子の心を全くサポートできてない。
どっちかてーと無責任で思いやりにかけるタイプ。

もし、子供に接することがあまりなかった若い頃にこれを見たら
ケヴィンが生まれて動揺しているエヴァ同様、
少年が悪魔のように見えて、母親はかわいそうな被害者だと
感じたかもわからない。

でも、子供を観察する機会が増えた今では
幼少期のケヴィンは悪魔的な子供だとは特に感じなかった。
泣き続ける赤ちゃんはたくさんいるし、
賢いのに日常生活の行動はうまくできない子や
反抗的な態度ばかりの子もたくさんいる。

そもそも、子供に対して、
親の機嫌を損ねないように気を使え!と
大人な振る舞いを要求しても
それは無理な話ですよと。
だって相手は子供なのだから。

ただ、毎日毎日子供の世話で
心身ともに疲れきってたら
その辺の冷静な判断ができなくなるのも
無理はないのかなとも思う。

なにせ、お母さんって仕事に就くと
年中無休の24時間営業で、
まともに寝れないって話だもんね。
十分な睡眠がとれないってのは
肉体的にも精神的にも一番きつい。

だからこそ、父親のサポートが必要なのだが
これがこの家の父親は全くその辺に無関心で
妻の話も子供の話もちゃんと聞こうとしてないんだよね〜。
でも、こんな家族ごまんといるよね〜。
こういう家だと、程度の差こそあれ、
あーいう感じに子供が育ってもおかしくはないよね〜。

でもさ、誰も悪気があるわけじゃないつーか
最終的に憎しみの感情は誰からもあんまり感じないつーか。
親も子供もみんなコミュニケーションの取り方が下手で
泥沼になってるけど、憎みあってるわけではなさそうなのが
リアルというか、興味深い。
ラストなんかは、親子ともども精神的に成長して
状況は最悪だけど、幸せかも?的な雰囲気まで醸し出している。

ただ、家族のいざこざに関係ない人を巻き込んじゃうのはよくないね。
親子の成長のための犠牲が大きすぎる。
つーか、一番かわいそうなのは、
自分の味方を増やしたいお母さんの都合で生まれて
お兄ちゃんのストレスを一身に受け、
お父さんはその状況を放置し続ける
という、とばっちりばかりを引き受けるはめになった妹。

結論、こうなる前に、
ちゃんと家族の問題に向き合って、ちゃんと話し合いましょう!
やっぱり道徳の授業的。


BOOK:少年は残酷な弓を射る 上 [ペーパーバック]
BOOK:少年は残酷な弓を射る 下 [ペーパーバック]

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オール・アバウト・マイ・マザー / TODO SOBRE MI MADRE / ALL ABOUT MY MOTHER (1998・スペイン)

不幸な女ばっかり!なのに、何故かハッピーな気分。


★★★★☆
101分/カラー
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
出演:セシリア・ロス、マリサ・パレデス、ペネロペ・クルス
音楽:アルベルト・イグレシアス

小説家を目指す一人息子を
女手一つで育てて来た主人公。
家族愛系の映画かな?と思いきや、
あっという間に息子死亡。
え〜〜〜!!!!
なんの予備知識もなく見たから、すげーびっくり!!

そして、そこからは、
不幸な女(肉体は男なやつ含む)オンパレードの
怒濤な展開!
が、しかし、これがどうして、
なんだかハッピーな気分になっちゃうのである。
というか、展開がはやすぎて、
不幸とかウジウジ考えてる暇なしっつー感じ。

出てくるのが女ばっかりだからか、
友達らとペチャクチャしゃべって
人生大変だけど、まぁいいか〜
けっこう楽しいし〜
てな感じで、強烈な状況でも
なんなく乗り越えていく登場人物たち。

女の強さを見た。
なんか元気でる。
とにかく、女性讃歌な映画。

こりゃ、良いって言う女子(おすぎ含む)が多いのも納得です。

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メトロポリス / METROPOLIS (1926・独)

1920年代に、こんなSFが撮れるんだ!


★★★★☆
104分/モノクロ
監督・脚本:フリッツ・ラング
脚本:テア・フォン・ハルボウ
出演:アルフレート・アーベル、ブリギッテ・ヘルム、グスタフ・フレーリッヒ

無声映画SFの金字塔、メトロポリスをやっと見た。
地上では資本家が悠々と暮らしてて
地下では労働者がこき使われている未来の話。

個人的にキングコングやらターザンやら
古すぎるモノクロ映画は、ツッコミがいはあるものの、
エンターテイメントとして何がおもしろいのか
よくわからないことが多かったんだが、
これは、なんか面白い。カッコイイ。
もちろんツッコミどころは満載だけど。

まず、SFXといいますか、
マリアそっくりの人造人間をつくるところがカッコイイ。
つーか、その人造人間の元の造形がC3POみたいでカッコイイ。
鉄腕アトムみたいな未来の街の背景とかもいい感じ。

そして、ストーリーもマルクス的つーか、
今みてもおもろい題材かなって感じ。
編集が雑で一瞬わけがわかんなくなるとこもあるし、
結末は、マトリックスの最後みたいでなんだかな〜だけど。

ところで、マリアに恋する資本家の息子が
エドウッドのときのジョニーデップになんか似てて
けっこう好きだな〜。

ということで、なにかってーと話題にでるのもうなずける出来。
でも、この映画当時は大金使ったのに大コケだったらしいね。
なんでかね?やっぱラストがしょーもないからかね?

ま、ともかく、映画好き、SF好きはとりあえず押さえておくべき。


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脳内ニューヨーク / Synecdoche, New York (2008・米)

自分がこの世に存在しなければいけない理由がみつからない人のための映画


★★★★☆
124分/カラー
監督・脚本:チャーリー・カウフマン
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、サマンサ・モートン、ミシェル・ウィリアムズ
音楽:ジョン・ブライオン

正直、1時間半くらいず〜っと我慢しなきゃいけない。 
なぜなら、全然意味がわからないからである。 

ストーリーを説明すると、 
主人公のおっさんは、アーティストの妻と4歳の娘と住んでいる。 
職業は、演出家。離婚の危機。 
新作の劇が封切りに。 
妻が娘を連れて女友達と個展があるのでベルリンに。 
劇が当たって、すごい賞を受賞。大金が入る。 
それを元手に、でっかい倉庫を借りて俳優を呼んで 
リアルな偽のニューヨークを作って 
実際の人々の生活をそのまま劇にするという大作にとりかかる。 
もちろん、自分やその周りの人の役を演じる俳優もいる。 
妻と娘は個展にいったまま帰ってこなくて 
他の土地で2人の男と結婚しているとか。 
というか、一緒に行った女友達とできている? 
娘も大きくなって入れ墨を彫られて、ストリッパーになってて 
更にこちらも女友達とできている? 
家に残された娘の日記を読むと、 
日々、家を出たあとの経歴が追加されている。 
一方おっさんは、チケット売りの女と不倫(後々、この人が本命)。 
でも、主演女優とも不倫して、気づけば結婚。娘もできた。 
そうこうしてるうち、17年が経ったそうです。 
俳優たちもいつこの劇が公開されるのかと疑問に。 
でも、まだまだ続くよ、この混乱ぶり〜〜〜。 
もう面倒なので説明終了。 

そんな陰鬱でカオスなシーンがだらだら続き、 
1時間半経過します。 
なんの苦行でしょうか。 

でもね、ラストに向けて面白くなってきちゃうんである。 
主人公のおっさん役の役者が死んで、 
元妻の部屋の清掃のおばちゃん役のおばちゃんが 
主人公のおっさん役に抜擢されて、 
主人公のおっさんが清掃のおばちゃん役になるあたりから急激に! 

面白いというか、チャーリーカウフマンが言いたいことが 
うっすら伝わってくるんである。やっと。 
マルコビッチの穴以降、一度も少しも伝わってこなかった 
カウフマンの言いたい事をはじめて受け取った感じ。 

中盤で、 
ここにいる全員が主人公なんだ! 
それぞれの人生の主人公なんだ! 
って言っていたのが、 
最後には、 
人は誰でもあって誰でもない、 
年をとるにつれ人の個性は失われていき 
ただ運転するだけになる 
と語られる。 

「自分は特別ではない」 
勘違いした若者は、気づかずにいられるが 
生きていくにつれ、その事実にだんだんと近づいていく。 
そういうことが、言いたいのかなと。 

ま、こういう映画が好きな人はたぶんボンクラ。 
僕はボンクラなので大好きだね。

CD:Synecdoche New York [Soundtrack, Import, From US]
DVD:脳内ニューヨーク [DVD]

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Dr.パルナサスの鏡 / THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS (2009・英・カナダ)

 未来世紀ブラジル的怒りをモンティパイソン風に笑い飛ばす


★★★★☆
124分/カラー
監督・脚本:テリー・ギリアム
出演:ヒース・レジャー、クリストファー・プラマー、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル、リリー・コール、アンドリュー・ガーフィールド、ヴァーン・トロイヤー     パーシー、トム・ウェイツ


男前4人が1人を演じるつーとこばっかり
宣伝されちゃってる「Dr.パルナサスの鏡」。
最近はテリーギリアムもパッとしないし、
どうなんかな〜と思ってたけども、久々きた〜〜〜!

未来世紀ブラジル的な社会への怒りを
モンティパイソンのシュールお笑いテイストで描いてる。

信心深く真面目なわりに煩悩全開な永遠の命を持つ僧侶、Drパルナサスに
遊んだっていいんだぜと自由を満喫してる悪魔、Mr.ニックが
賭け事に誘って、大騒動。
その後もなんだかんだで世界を巻き込んで
ギャンブルに興じる2人だったが
賭けの対象が自分の娘となったら、
シリアスすぎて楽しめなくなってきた僧侶。
もう生きるのにも飽きてきたけど死ねないし…
と、絶望していたら、
宣伝でおなじみ男前4人(ヒース・レジャー、ジョニー・デップ、
ジュード・ロウ、コリン・ファレル)が扮する
謎の男トニーが現れ、また楽しくなってきた!
つー風刺ファンタジー。
不思議の国のアリスにも似たファンタジックな映像とカオス感。
悪い人もいないけど、いい人もいない素敵な感じ。

例えば、
謎の男トニーを追いかけてくるロシアのマフィアは
警官になれば合法的に暴力をふるい放題だぞ!と諭す僧侶と
ファミリーが大切よ!というマフィアのおかんに扮する悪魔
どちらを選択するか迫られる。
どっちもどっちじゃね〜かw。

大した差もないのに、
どっちが正しいとか悪いとか
選択するのは、もうウンザリだ!
くだらない他人の勝負につきあって
不自由に生きるのなんかまっぴらだ!

自分がこの世に存在してようとしてなかろうと、
世界は終わらない、誰も困らない
だから、大丈夫!!
思う存分自分の人生を楽しんでいい!

という社会に対する怒りが爆発している。

アバターの一神教的な
押し付けがましい正義を見たあとだったので、
非常にすがすがしい気分になれました。

そういえば、DrパルナサスとMr.ニックの戦いは、
石油業で大成功している金の亡者と
カルト宗教の布教につとめる若神父の
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を思い起こさせるが

「Drパルナサスの鏡」では、
それまでの流れを破壊するトリックスター、謎の男トニー
が出現したために
DrパルナサスとMr.ニックは対立してる敵同士であるように見えて
実は似た者同士の遊び仲間であること、
でもって、戦ってる本人たちは
自分の意思で戦い、楽しんでいるからいいけれど、
関係ない人々にとっては迷惑きわまりないので巻き込んじゃいけないこと
に気づいてそれぞれが次のステージへ進めたあたりがハッピーね。

それから、ロンドンで撮影されてることもあり、
映画全体がいかにもロンドンつー感じで
薄汚い雰囲気なのも個人的には懐かしく、
ポイント高い。たまには遊び行きたい。

CD:オリジナル・サウンドトラック『Dr.パルナサスの鏡』
BOOK:ヒース・レジャー追悼写真集 【3000部限定生産】

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不意打ち / Lady in a cage (1964・米)

全ての映画はこれくらいオープニングに力を注いで欲しい!
Lady in a cage
★★★★☆
95分/カラー
監督:ウォルター・E・グローマン
脚本:ルーサー・デイヴィス
出演:オリヴィア・デ・ハヴィランド、アン・サザーン、ジェフ・コーリイ、ジェームズ・カーン、スキャットマン・クローザース

ひゃ〜〜!オープニングがカッコよすぎ!!!!
ローラースケートで浮浪者を踏みつける黒人ギャル
熱気ムンムンの中、カーセックスにいそしむカップル
ゴミ箱が爆発し、フタが宙を舞う
そして、車にひき殺された犬の死体
こんな不穏な日常シーンが次々ながれ、
そのスチールに格子のような模様が重なって、
文字がババーーン!超クーーーール!!!
この部分だけでも、見る価値あり。

溺愛している息子と2人暮らしの足の悪いばあさんが
家の真ん中にある檻型エレベーターで2階へあがる途中、
停電になり閉じ込められてしまう。
息子はあいにく外出中。
緊急ベルで外に助けを求めるがやってくるのはキチガイばかり、
家荒らされ放題。
ともかく、息子が帰ってくるまでの辛抱…と思いきや、
息子は母との関係を苦に本日、自殺をしに出ていったため
2度と帰ってこない。ガーン!
このばあさんの運命やいかに!

中盤だれる感じもあるけれど、
大したこと起こってね〜のに、なにやら怖かった。
サイコが好きなら絶対見るべし。

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マイラ / MYRA BRECKINRIDGE (1970・米)

元祖セクシー女優が性転換した男を演じる痛快エロコメディ
MYRA BRECKINRIDGE
★★★★☆
95分/カラー
監督・脚本:マイケル・サーン
脚本:デヴィッド・ガイラー
原作:ゴア・ヴィダル
出演:ラクウェル・ウェルチ、ジョン・ヒューストン、メイ・ウエスト、レックス・リード、ファラ・フォーセット、ジョン・キャラダイン

あの元祖セクシー女優、ラクウェル・ウェルチが
性転換した男性を演じる、とんでもエロコメディ?

ウブそうな若造をテーブルにしばりつけ、
バックからアメリカ国旗でウエスタンなコスプレで襲う
ラクウェル・ウェルチ様が素敵すぎ。

そして、数々の名作映画を切り刻んでコラージュしたり、
性転換した主人公(女)と元の主人公(男)が
同時に画面上に存在して普通に会話してたりする、
奇抜な演出も面白い。
音楽のチョイスもすこぶるセンスがいい。

が、当時はあまり興行的にふるわなかった模様。
いや、当時に限らず現在も
日本ではDVD、ビデオなどはリリースされておらず、
ほぼ日の目を見ていない状態。

けっこう、サブカルな若者にウケると思うのになぁ。

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BOOK:Myra Breckinridge (ペーパーバック)

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クローバーフィールド/HAKAISHA / CLOVERFIELD (2008・米)

初代ゴジラほか、怪獣映画好き必見!
CLOVERFIELD
★★★★☆
85分/カラー
監督:マット・リーヴス
脚本:ドリュー・ゴダード
出演:マイケル・スタール=デヴィッド、マイク・ヴォーゲル、オデット・ユーストマン、ジェシカ・ルーカス

素人がデジカムで撮影したテープが
そのまま流されてるかのようなパニック映画。

日本に転勤になる青年のリービングパーティを
デジカムで撮影してると、急に地震が。
外にでると、マンハッタンから火花!
自由の女神の首がすっとんでくる。
何が起こったのか全くわからなないままひたすら逃げる。

こう書くと普通のパニックものっぽいが
ドラマティックなストーリーがあるわけでもなく
ずっと逃げてる人目線なのでとにかくリアル。

でも、素人風に撮ってはいるものの
ブレアウィッチと比べると、
観客の事も考えた撮り方をしているので、
ギリギリ具合が悪くならない程度に仕上がっている。

使用済みテープに上書き録画してる設定で、
ときおり関係ない平和な日常の映像が
ちらっと見えたりするのだが、
その演出が、すごく泣かせる。

そして、なにより、エンディングテーマが素晴らしい!
ここで、はたと気づく。

この映画って、初代ゴジラの感覚と似ているんだ!
いや、似ているというか、
今や廃れてしまった、古き良き日本の怪獣文化を
逃げ惑う一般市民の視点から
復活させようという試みだったんだね!
だから、主人公は日本に転勤っていう設定だったのか!
粋なゴジラ魂に涙。

正直、大好きである。
今後、何度も見てしまいそうな気がする。

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デトロイト・メタル・シティ (2008・日)

90年代、渋谷系にどっぷりハマってた恥ずかしい人必見!DMC
★★★★☆
104分/カラー
監督:李闘士男
脚本:大森美香
出演:松山ケンイチ、加藤ローサ、松雪泰子、ジーン・シモンズ、秋山竜次、細田よしひこ、大倉孝二、岡田義徳、カジヒデキ

ピチカートファイブ、カヒミカリィ、コーネリアス、
カジヒデキ、小沢健二…と聞いて、ピンときたなら絶対見ろ。
松山ケンイチのあまりのキモさに、
渋谷系にハマってた若かりし頃を思い出し
居たたまれないこと間違い無し。
特にクラウザーさんが渋谷系バンドをやってる後輩と
遊園地のトイレでオシャレポップを
歌って踊る長回しシーンは、
なんのCGも効果も使っておらず
ただただ恥ずかしい。
が、映像や音響技術が発展したこのご時世で
これほどのアナログチープさはある意味衝撃的で、感動する。
ちなみに音楽が全部よい。
特に、金玉ガールズの「去勢せよ!」が素敵。


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CD:魔王/ラズベリーキッス
CD:デタラメ・マザコン・チェリーボーイ~for the movie~
CD:サリーマイラブ ~for the movie~
BOOK:デトロイト・メタル・シティ (1)
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THX-1138 / THX 1138 (1971・米)

ルーカスの本随はスターウォーズではなく、これだ。
THX 1138
★★★★☆
86分/カラー
監督・脚本:ジョージ・ルーカス
脚本:ウォルター・マーチ
出演:ロバート・デュヴァル、マギー・マコーミー、ドナルド・プレザンス、イアン・ウルフ

ジョージルーカスは天才でした。
今まで、なめててごめんなさい。

まず、映像がめちゃくちゃスタイリッシュ。
センスがいいにもほどがある!
SF好きのツボばかりを完璧に映像化しております。
ストーリーや訴えたい事も完璧です。

なにもかも管理された狭い世界の中で、悶々としてる若者が
真実に向かって、外の世界へ向かって、命をかける!感じ?
外の世界に何があるかなんてのは関係ない。
何もなくてもいい、ただ、一生ここで何もしないでいる事だけは我慢できない。
その熱い思いにロマンを感じる。

途中眠くなるけど、スターウォーズより断然好き。

余談だが、CUBEの監督は、
この映画にモロ影響を受けてると思う。
つーか、あの監督の全ての作品が、
コレをつまんなくリメイクした感じだ。
「自分の大好きな映画、みたいな映画」を作るのが仕事なんて、
ある意味うらやましい。



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スラムドッグ$ミリオネア / SLUMDOG MILLIONAIRE (2009・米・英)

ダンスビートにのせた爽やか青春活劇!
SLUMDOG MILLIONAIRE
★★★★☆
163分/カラー
監督:ダニー・ボイル
脚本:サイモン・ボーフォイ
出演:デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント、アニル・カプール

シリアス社会派ドラマかと思いきや、実は爽やかな青春モノ。
出されるクイズを通して、自分をいつもおとしめる兄や
思いを寄せる女の子など主人公を取り巻く人々を絡めて
主人公の生い立ちを物語っていく。
クイズの問題が物語を先導するというアイデアや
クラブ系音楽の使い方や手際のよい演出など、全てがスタイリッシュ。
トレインスポッティングの監督が作ってるだけあるなという感じ。
エンディングのインド映画でおなじみ
集団ダンスはテンションあがります。

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CD:スラムドッグ$ミリオネア [Soundtrack]
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ウォッチメン / WATCHMEN (2009・米)

正義とは、平和とは?という問に対する豪快で無茶な回答WATCHMEN
★★★★☆

163分/カラー
監督:ザック・スナイダー
脚本:デヴィッド・ヘイター、アレックス・ツェー
原作:アラン・ムーア
出演:ジャッキー・アール・ヘイリー、マシュー・グード、ジェフリー・ディーン・モーガン、ビリー・クラダップ、マリン・アッカーマン、パトリック・ウィルソン

Vフォーヴェンデッタと同じく、アラン・ムーア原作コミックの映画化。
やっぱりこれもテーマがすごい。やたらスケールがでかい。
正義とは、平和とはなんだ?という問に対する
豪快で無茶な回答を出してしまっている。

真実を隠蔽することを拒絶するアウトローなロールシャッハと
世界で最も賢い大富豪エイドリアン・ヴェイト
この熱い思いみなぎる2人のヒーローにもっとフォーカスをあてて
話が展開されていたら、最高に面白かったように思う。

が、偽バットマンみたいなおぼっちゃまヒーロー、ナイトオウルと
偽ワンダーウーマンみたいなエロヒーロー、シルクスペクターの
2人が、思いのほかでしゃばっていて、萎える。
他のヒーローが自己実現的キャラだったり、
善悪が混ざった人間臭い魅力的なキャラだったりするのに対し、
こいつら凡人すぎ!
世界の平和のために人生かけてる同僚たちを尻目に
結局、おまえら、メソメソして、気づけばやってばっかかよ!
で、雑魚だから、うまく生き残った上に責任も追わされず
何百万人の犠牲のおかげで自分らは、その後幸せになれましたとさ??
死ね!死んでしまえ!ヒーロー面した偽善者め!

そういえば、先日、原作の漫画を立ち読みしたら、映画のまんまで驚愕!
まさか、ここまで忠実に映像化できてたとは!
監督他、スタッフすげーーー!
DR.マンハッタンは原作も映画もモザイクなしのフリチンです。

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レイチェルの結婚 / Rachel Getting Married (2008・米)

人々から逃げたくて、涙がとまらない。
Rachel Getting Married
★★★★☆
112分/カラー
監督:ジョナサン・デミ
脚本:ジェニー・ルメット
出演:アン・ハサウェイ、ローズマリー・デウィット、ビル・アーウィン、トゥンデ・アデビンペ、マーサー・ジッケル、アンナ・ディーヴァー・スミス、アニサ・ジョージ、デブラ・ウィンガー

アンハサウェイが今年アカデミーにノミネートされていた作品。

お姉ちゃんが結婚するので、家に帰ってきた主人公。
が、そこには自分の居場所があるようで、ないようで。

トッド・ソロンズの映画(→レビューはこちら)にも似た、居心地の悪さ。

まともでソツなく生きてきた姉は
これから幸せいっぱいと振る舞いながらも
ヤク中なのに、みんなにチヤホヤ心配される妹を
心のどこかで嫌っている。
お父さんはひたすら優しいけれど、問題の確信からはスルっと逃げる。
お母さんはあからさまに、もう家族には深く関わらない、他人の様相。
単純で素直で繊細な主人公は、
こういうの嫌だ!とみんなの心を代弁してみせるが
こんな祝いの席で、また面倒な事言い出したと誰も取り合わず、
うやむやにしようとする。

別に誰も悪い人はおらず、ドロドロに憎しみあっているわけではない。
むしろ、お互いの事を大切に思っている。

そんな善良な普通の人々の薄っぺらい祝福や
上っ面だけのつまらない会話など
みんなで空気を読み合う滑稽なコミュニケーションの様子を
ひたすらリアルに描いている。

そんな風景は、見ていて、辛い。人里から離れたい衝動にかられる。
ラストは、家族だからって、一緒にいなくてもよいのだ。
表面上楽しんで、それ以上の付き合いなどない方がよい事もある。
という大人な潔さで、爽やかにまとめているのが救いでもあり、
どこか残念でもあり。
ちなみに羊たちの沈黙の監督の最新作だそうです。
この監督、天才だな。 

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僕らのミライへ逆回転 / Be Kind Rewind (2008・米)

へぼゴーストバスターズ、最高!映像バカ必見!

★★★★☆
監督・脚本:ミシェル・ゴンドリー
出演:ジャック・ブラック、モス・デフ

ミシェル・ゴンドリーというと
この世で最も素敵なPVといっても過言ではない
Daft PunkのAround the Worldが有名ですが、

映画に関してはヒューマンネイチャー、エターナルサンシャインと
悪くないけど、それほどでも…ってイメージでした。
まぁ、あれらは脚本がチャーリー・カウフマンだからしょうがないけど。

が、今回満を持して脚本も本人ということで
正直、映像バカにはたまらない作品となっております。

ビデオテープの中身を全部消しちゃったビデオ屋の
ボンクラたちが、ビデオを借りにきたお客さんのために
慌ててへっぽこゴーストバスターズやら
ラッシュアワー2やらロボコップやら
果ては2001年宇宙の旅までw自作。
これが、思いのほか大評判になってしまい…
という映画が好きすぎて、映像なんか作ったりしちゃってる痛い人間には
完全に、どストライクなストーリー。

最新テクノロジーを全く駆使しないアナログな作業、
「これ面白くね?」つーアイデアだけのごり押しな映像。
映画とガラクタへの愛情に満ちあふれた魂。

見せ物小屋のようなローテクな感じ、
人間臭い場末なグルーヴを少しでも出せたらと
思いながらVJをしている自分としては痛く共感。

とはいえ、話自体は単純といいますか、
おそらく、映像とかに特別な感情がないなら
ごく普通のちょっといい話系コメディにしか
見えないかなぁという気もします。

ともかくスウェーデン版(?)ゴーストバスターズが
面白すぎるので、それだけでも確認していただきたい。
日本ではいつ公開なのかな?もうやってるのかな?

ちなみにホームページも大量のバカコンテンツで素敵!
こんな事してんのが大好きなんだろうなぁと微笑ましい。
つーか、激しくうらやましい。バカなことばっかして暮らしたい。


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ステップフォード・ワイフ / THE STEPFORD WIVES (2004・米)

レトロでポップ!オチもびっくり!女子は特に見るべし

★★★★☆
93分/カラー
監督:フランク・オズ
脚本:ポール・ラドニック
音楽:デヴィッド・アーノルド
原作:アイラ・レヴィン
出演:ニコール・キッドマン/マシュー・ブロデリック/ベット・ミドラー/グレン・クローズ/クリストファー・ウォーケン/フェイス・ヒル/ロジャー・バート

超エリートビジネスウーマンが仕事に疲れ閑静な住宅街に夫婦で引っ越してくるが、そこは頭からっぽ美人主婦ばかりが集う奇妙な場所だった!という世にも奇妙な物語系の内容。レトロポップでコミカルな雰囲気でありながら、しっかりサスペンスのツボも押さえている出来のよさ。役者もみんな魅力的で、中でも主婦にまじってはしゃぐゲイ役ロジャー・バートがナイス。途中見ていて女性ならムカムカしてくると思われるが、オチで爽快。実はかなりフェミニズムな映画である。ちなみに監督はスターウォーズのYODA!でもって原作はローズマリーの赤ちゃんと同じ人!そら、おもしろいわな。

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DVD:ステップフォード・ワイフ(1975)
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プロデューサーズ / THE PRODUCERS (2005・米)

最低の奴らが集まるとすんばらしいものができるのね!

★★★★☆
134分/カラー
監督:スーザン・ストローマン
脚本:メル・ブルックス/トーマス・ミーハン
出演:ネイサン・レイン/マシュー・ブロデリック/ユマ・サーマン/ウィル・フェレル/ゲイリー・ビーチ/ロジャー・バート

なんすか、このフリークス大集合っぷりは!それだけでなんだかホッと幸せ気分w。ヒットラーを敬愛する半ズボンナチ野郎に、強烈に姦しいオカマたちに、舌ったらずなロシアなまりの馬面デカ美人(まさかユマサーマンがこんなおちゃめだとは)。そしてニューヨーク中のばあさんと寝て軍資金を集めるへっぽこプロデューサーと、スヌーピーのライナスばりにタオルを手放さないへなちょこ会計士の主役2人。ちょっと長くてだれるなぁっていうところもあるが、このキャラのインパクトだけで見たかいがあったというものだ。とにもかくにもナチとオカマのやりきってる感に爆笑しつつ、こんなむちゃくちゃな人たちが認められる世界って素敵と思わずにはいられない。

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A (1998・日)


★★★★☆
135分/カラー
監督:森達也
撮影:森達也/安岡卓治
音楽:朴保

サリン事件を起こしたオウムを許すことはできないが、これにうつされている荒木広報部長やその周りの信者たちをただオウムだからとやみくもに拒絶する社会ってまともだろうか?と思えてくる。部屋の汚さや修行がどうこういう部分は全く理解不能だが、それ以外はオウム信者といえど拍子抜けするくらい普通っぽい。そして、オウム側からのレンズ越しだと、オウムというだけでヒステリックになっている報道陣や警察や一般人の方がむしろ気味悪く見える。こう書くとオウム擁護だなどと短絡的に決めつける輩も出てくるだろうが、そうじゃない。どちらも同じという気がする。外で一悶着あって部屋に戻って信者たちがホッと一息ついて談笑してる様は一般人のそれと変わりがない。きっと、オウム信者に対していじめとしか見えないような扱いをしていた警官だって、職場や家に帰って同じようにやれやれ今日はまいったよ〜なんて話をしてるに違いない。本質が同じなのに、お互いが相手を理解しようと努力しなかった、できなかった結果があーゆー事件につながったのかもしれないね。

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BOOK:「A」?マスコミが報道しなかったオウムの素顔
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Vフォー・ヴェンデッタ / V FOR VENDETTA (2005・米)

おもいっきり探偵団 覇悪怒組の摩天楼ファン必見!

★★★★☆
132分/カラー
監督:ジェームズ・マクティーグ
脚本:アンディー・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
音楽:ダリオ・マリアネッリ
原作:アラン・ムーア/デヴィッド・ロイド
出演:ナタリー・ポートマン/ヒューゴ・ウィーヴィング

おもいっきり探偵団覇悪怒組ファンなら絶対心躍る!なぜなら、魔天郎が大活躍だから!そんなわけで、この摩天楼もといVがまぁかっこよい。そして、ストーリーもまぁ面白い。マイノリティや同性愛者を政府が大量虐殺し、ナチスドイツみたいになっちゃってるイギリスでテロリストVが、民衆を奮い立たせ、議事堂の爆破をもくろむ。勧善懲悪でも、爽快アクションでもない、アナーキーでゴシックな雰囲気がたまらん。普段、1時間半を超える映画はもっと短くまとめられただろ!と思う私だが、これに限ってはもっと細部まで見たいんで、特別に3時間以上じっくり描写してよし!と制作者に許可を出したい(何様?)。ちなみにこれを見たあと、テレビをつけると熱海の市長選のニュースが。無理だろうと言われていた若手候補が、花博を大失敗させてもなお地盤はかたいとみられていた現職を60票差でくだし、当確!熱海にも革命が起こるか?ところで11/5って何?と思ったらガイ・フォークス・ナイトなのね。ちなみにイギリスではハロウィンよりこっちの行事のが盛んらしいね。それからそれから、Vってエージェント・スミスだったんだ!あーー!ともかく、これの原作コミックが読みたい。


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CD:V for Vendetta [Soundtrack]
※エンディングのブレイクビーツ?ぽい曲が欲しいのだけど、これには入ってない模様。残念。
BOOK:V フォー・ヴェンデッタ (コミック)
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リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 / THE ASSASSINATION OF RICHARD NIXON (2004・米)

自分のような善人ぶってるダメ人間は、一番の危険人物で最大の公害だと感じる

★★★★☆
107分/カラー
監督・脚本:ニルス・ミュラー
脚本:ケヴィン・ケネディ
音楽:スティーヴン・M・スターン
出演:ショーン・ペン/ナオミ・ワッツ/ドン・チードル/ジャック・トンプソン/マイケル・ウィンコット

みんなはこれを見て、誰に感情移入するのでしょうか?主人公の気持ちが痛いほどわかるという人はきっとダメ人間です。でもって、最近流行りの負け組で下流な人です。おそらく、正直で善人です。そしてけっこう完璧主義者で、なんでも器用にこなします。中途半端に賢く、環境にも恵まれこれといって本気で苦労した経験が乏しいためプライドも高く、夢見がちなので、自分が世の中の歪みをなおすんだ!とか根拠のないデカい目標を立て、ちょっと頑張ってみますが、いかんせん肝心なところでつめが甘かったり勇気がなくて、ラスボスではなく何も悪くない人だけに危害を加える結果になったりします。そこで、実は社会にとっては自分が一番のガンだと気づけばいいんですが、ここぞとばかりに気づきません。そういう人は残念ながら幸せな人生にはあまり縁がありません。自分はたぶん、そっち側です。あぁやっぱりなぁ。
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真夜中の弥次さん喜多さん (2005・日)

当時、読んでて全く意味不明だったのが、これでやっとスッキリ

★★★★☆
124分/カラー
監督・脚本:宮藤官九郎
音楽:ZAZEN BOYS
原作:しりあがり寿
出演:長瀬智也/中村七之助/小池栄子/阿部サダヲ/柄本佑/生瀬勝久/寺島進/竹内力/森下愛子/岩松了/板尾創路/桑幡壱真/大森南朋/おぎやはぎ/皆川猿時/古田新太/毒蝮三太夫/松本まりか/川口真理恵/あじゃ/前田綾花/松本真衣香/斉藤亜希子/勝俣幸子/山口智充/清水ゆみ/しりあがり寿/松尾スズキ/楳図かずお/中村勘九郎/毒蝮三太夫/研ナオコ/ARATA/麻生久美子/妻夫木聡/荒川良々

宮藤官九郎というと、ちらっとドラマなんかを見てみるとゲンナリするほどつまんないし、しりあがり寿もcomicアレ!で読んでたものの、絵汚いし、わけわかんねぇ!とあまりよい印象はなかったわけです。だから、どーせこれもアホな若者が喜ぶだけの寒い映画だろうと見てませんでした。が、家にビデオあったんで、たまたま見たらこれが案外よい出来でびっくり。もちろん、嫌いなテイストもなくはないですが、いろいろ納得できた。これだけの内容をきっちりわかりやすく、おとぎ話昔話風の雰囲気で形にするってのはかなり大変な作業と思う。で、宮藤官九郎の脚本って今まで、他人が映像化してたからおかしなことになってたんだろなという気もした。この人の脚本の正しい演技や映像やテンポってのはきっとこれ。原作の漫画についても、絵のせいで全然理解不能だったけど(まぁ全部は読んでないし)、ちゃんとしたストーリーがあったんだなとスッキリ。役者も主役をはじめなかなか嫌みがない演技でよい。中でもARATAのバーテンは印象的。唯一、面白くないのが松尾スズキ。この人、どの映画でも、「俺って面白いでしょ」オーラ出ちゃってて下手だなぁと思うのだけど、大人計画の舞台ではどうなの?うまいの?

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BOOK:合本 真夜中の弥次さん喜多さん
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ソウ2 / SAW II (2005・米)

見たからって何も得るものもない娯楽映画として、かなり良い出来!

★★★★☆
100分/カラー
監督:ダーレン・リン・バウズマン
脚本:ダーレン・リン・バウズマン/リー・ワネル
出演:ドニー・ウォールバーグ/ショウニー・スミス/トビン・ベル/フランキー・G/グレン・プラマー/ディナ・メイヤー/エマニュエル・ヴォージア/ビヴァリー・ミッチェル/エリック・ナドセン

CUBEだ、esだ、メメントだ!と、鳴り物入りで公開された前作が思いのほかよく出来た普通の娯楽作だったので、ここのスタッフにはひそかに期待してましたが、やっぱりなかなか優秀だと確信。前作は仲間と楽しく作りました的なほのぼの感がちょっと出てましたが、今回はそれがなく、よりプロっぽい。ただ怖がってもらえりゃいい、驚かせればいい、どんでん返しがあればいいって雰囲気。で、引き続ききちんとオチをつけてるのがえらい。思わせぶりにしない潔さ。アートでも名作でもない、ただ消費されるだけのエンターテイメントに徹してる安さと軽快さに男気を感じます。次回作もとりあえず出たら見るね。

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おわらない物語 アビバの場合 / PALINDROMES (2004・米)

人は何にも変わらないと言われてヘコむ。全くその通りです。

★★★★☆
100分/カラー
監督・脚本:トッド・ソロンズ
音楽:ネイサン・ラーソン
出演:エレン・バーキン/スティーヴン・アドリー=ギアギス/リチャード・メイサー/ジェニファー・ジェイソン・リー/デブラ・モンク/シャロン・ウィルキンス/マシュー・フェイバー

これ、トッド・ソロンズの新作だったのか。フライヤ持ってたのに全然気づかず。宣伝の仕方間違ってない?まぁ、ともかくやっと見てみました。まず、自殺した「ウェルカム・ドールハウス」のドーンの葬式から始まり、より強烈にオタクチックになったドーン兄が「妹は音楽の才能が全くなかった・・・うんぬんかんぬん」と弔辞を述べている様子をハンディカム風にうつすオープニングですでに好み。主人公であるドーンの従姉妹アビバの演者がコロコロ変わる演出も面白い。流れる音楽のセンスも相変わらず素晴らしい(どうやらテーマ曲はカーディガンズのニーナが歌ってるみたい)。でも、なんだか気分的には軽い。というのも、アビバはアホだけど、強くてよい子なわけ。だから、ダメ人間の自分はあまり感情移入できず、笑いも少ない。たぶん“子宮を取られてしまったアビバを見て、二度と孫の顔を見れなくなってしまった自分を悲しむアビバ母”、“自分を変えようといくら頑張っても人の本質は何も変わらないと人生をあきらめているドーン兄”あたりがメインだったら、ハハって自嘲して3日は浮上できなくなる大作だったに違いない。とにかく、アビバのパーティに来たドーン兄の話が全てなんじゃないだろうか。自分がなるべく気づかないようにしてた事をわざわざ言われてヘコむわけだが、トッド・ソロンズの映画はそこがいい。知ってるけど認めたくない事をわざわざ無感情で自ら言ってみせることで、知ってるだけまだ自分はましだ、とちょっと楽になる。そういえば、アビバの1人は男の子らしいけども、どの子ですか?もしや一番かわいかった黒髪ショートカットの子?

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Farewell: Live From Universal Amphitheater 1995 (2001・米)

夢のチョコレート工場の音楽にぞっこんなあなたに!ダニーエルフマン満載!

★★★★☆
出演:Oingo Boingo

ピーウィーの大冒険を見て以来、あの音楽にやられてダニーエルフマンにぞっこんなわけですが、音楽だけじゃないんですね、本人見たらよりぞっこん。フォービデンゾーン見て、あまりに素敵だったので、オインゴボインゴのプロモも必至でさがしていくつか入手し、もうアホかっつーくらい何度も見てるわけですが、サンフランシスコでついにDVDもゲット。残念ながら、もうこの頃はすでにちょっとお年をめしているのですが、それでもやっぱり素敵です。ライブは2時間半以上たっぷりあって、ちょい途中だれるかなぁとも思いますが、ラストDead Man's Partyでやっぱり大興奮。最終的にはアンコール4曲しっかり堪能し大満足。と、DISC1のライブはもちろんなんですが、このDVDのみどころはDISC2の特典映像だったりします。Mystic Knights of the Oingo Boingoから今に至るまでのヒストリー、バックステージや打ち上げの様子、ライブ見に来たお客さんの仮装大会っぷりなどなどが見られます。つーか、ホント、ダニーエルフマン大好きだーーーー!もっともっと見たいぞーー!ちなみにこれリージョン1です。日本語字幕どころか英語字幕もありませんので、あしからず。全く何言ってるかわかりません。日本では出す気ないのかね?なんで、そんなにダニーエルフマンて騒がれてないのかね?夢のチョコレート工場も名前聞くのはティムバートンとジョニーデップばっかだしさっ!

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DVD:Farewell: Live From Universal Amphitheater 1995
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劇場版 ビーバス&バットヘッド DO AMERICA / BEAVIS AND BUTT-HEAD DO AMERICA (1996・米)

クソガキなのになんでか愛らしいんだよな、コイツら。

★★★★☆
81分/カラー

監督・脚本:マイク・ジャッジ
脚本:ジョー・スティルマン
音楽:ジョン・C・フリッゼル
声の出演:マイク・ジャッジ/ブルース・ウィリス/デミ・ムーア/ロバート・スタック/クロリス・リーチマン

coolを連発しゲヘゲヘ笑うクソガキコンビを見て、coolと思ってた90年代後半のMTVキッズの皆さんごきげんよう。自分もそのうちの1人なわけですが、映画になってたのは知らなんだ。日本ではビデオスルーだったのね。ちなみに今回サンフランシスコのレコ屋(ここかなり楽しいです!)で中古をゲットし、今更見てみました。日本語字幕なくてよくわかりません。が、なんだかウキウキ。巨大化して街をぶっこわしてる夢なんか見てる間にテレビが盗まれ、起きてえっとえっと・・・と何度も部屋を見回して、見回しまくって、やっと「テレビない!!!」つって大慌てなアホ2人、その解決策としてまずは学校のテレビを堂々先生の目の前で盗むアホ2人、飛行機で隣のばあさんの薬を大量に飲んだり美人スッチーにベルト閉めてとつきまとったりするアホ2人、空港の出迎えで自分たちの名前をろくに読めてないアホ2人、レッチリなのにファンキーな名曲にあわせてラスベガスで卑猥に踊ってたらあっさり補導されるアホ2人・・・その後もダムを破壊したり、砂漠で自分らそっくりな犯罪者(?)に出会ったりまぁ珍道中。クソガキなのに何故だか微笑ましいビーバス&バットヘッド。懐かしい。個人的に砂漠で死にかけてヘビメタっぽいアニメの悪夢を見るとこなんか大好きです。つか、今気づいたけど、ブルースウィルスとデミムーアが声やってんだ!あの悪者夫婦役か?たぶんこの公開当時ってラジー賞とか夫婦でとってた頃じゃない?なんともさすがなキャスティング。

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ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! / WALLACE & GROMIT: THE CURSE OF THE WERE-RABBIT (2005・英・米)

迫力のクレイアクションよりなにより、ウサギがかわいいったらない!

★★★★☆
85分/カラー
監督:ニック・パーク
脚本:ニック・パーク/スティーヴ・ボックス/ボブ・ベイカー/マーク・バートン
音楽:ジュリアン・ノット
出演:ピーター・サリス/レイフ・ファインズ/ヘレナ・ボナム=カーター

日本公開を待てずSFOに行ったついでにDVDゲット。お待たせ、ウォレスとグルミットの最新作!初の長編!ハリウッドで作られているだけに狼男やキングコングなどをごちゃまぜにしたホラー、アクション、サスペンステイスト満載の娯楽作。でもやっぱり魅力はクレイアニメの絶妙な間や動き。この感覚はニックパークに勝る人はいないと思う。さすがのティムバートンや数々の巨匠も到底かなわないね。とにかく今回はウサギがかわいいったらない。街の人々が大切に育ててるでっかい野菜を悪気もなく持ってこうとしてウォレスとグルミットにとっつかまったり、野原にいっぱい生息してるところをやっぱりウォレスとグルミットに一気にとっつかまったり、で捕まったウサギはウォレスとグルミットの家で冷蔵庫荒らしたり。バイバイってみんなで手を振る仕草なんかもうたまらん。最終的に本筋よりももっともっとこのウサギたちが見たかったなぁと思ってしまったので星は4つ。あと、ライバルの飼ってる犬も人相(犬相?)悪いくせに手足は短くチョロっとしててたまらなくカワイイ。

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CD:オリジナル・サウンドトラック「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」
BOOK:ウォレスとグルミット野菜畑で大ピンチ!完全ガイド
GAME:ウォレスとグルミット野菜畑で大ピンチ!(PS2)
DVD:ウォレスとグルミット野菜畑で大ピンチ!
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スタスキー&ハッチ /STARSKY & HUTCH (2004・米)

70年代テイストとお笑いが大好きなら元のTVドラマを知らなくたって大丈夫

★★★★☆
100分/カラー
監督:トッド・フィリップス
製作総指揮:ベン・スティラー
脚本:ジョン・オブライエン/トッド・フィリップス/スコット・アームストロング
音楽:セオドア・シャピロ
原作:スティーヴィー・ロング
出演:ベン・スティラー/オーウェン・ウィルソン/スヌープ・ドッグ/フレッド・ウィリアムソン/ヴィンス・ヴォーン/ジュリエット・ルイス

70年代の人気刑事ドラマ、スタスキー&ハッチをベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンがおバカにソウルフルにリメイク!ということですが、自分オリジナル版全く見たことないです。なので、そちらとの比較はできませんが、スヌープ・ドッグのどハデな衣装やら、ファンキーなディスコミュージックやら、70年代全開なテイストとベン・スティラーとゆかいな仲間たちの相変わらずなアホっぷり仲良しっぷりが楽しい娯楽作。最近撮ったにしては今風にせず、なんでも古くさいところが素晴らしい!ラストはオリジナルのドラマを見てた人には嬉しいシーンも。

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CD:刑事魂 海外編〉Great Cops 海外の刑事ドラマ&ムービー・テーマソング・ベスト
DVD:刑事スタスキー & ハッチ 1stシーズン完全版 DVD-BOX
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マダガスカル / MADAGASCAR (2005・米)

吹き替えはヘボいが、大自然を大否定なストーリーとキチガイペンギンクルーは良し。

★★★★☆
86分/カラー
監督:エリック・ダーネル/トム・マクグラス
脚本:マーク・バートン/ビリー・フロリック/エリック・ダーネル/トム・マクグラス
音楽:ハンス・ジマー
声の出演:ベン・スティラー(玉木宏)/クリス・ロック(柳沢慎吾)/デヴィッド・シュワイマー(岡田義徳)/ジェイダ・ピンケット・スミス(高島礼子)

ニューヨークの動物園でアーバンリッチライフ(?)を送るスター動物たちがジャングルに放り出されて野生の血を思い出すが、やっぱりそんなん嫌だ!と原始的な欲求よりも文化的な友情を選ぶというストーリー。同じカテゴリーの者だけの閉鎖的なコミュニティ(ようするに肉食と草食とか)で生きることを否定しているスター動物たちに非常に共感できる。確かにえさを毎日もらって、全くサバイバルと無関係な恵まれた環境だからこそライオンとシマウマがあっさり仲良くしてるわけだが、それを「そんなの不自然だ」「間違ってる」というのなら、大自然なんぞクソくらえである。腹が減って友達を襲いそうになるのを必至で堪えるライオンの理性ある態度に安っぽいけど感動すること間違いなし。と、多いに語っているが、結局のところ、強引に人間の船をシージャックし、南極に行ってみたら「最悪!」とあっさり南国リゾートへ来てしまうロシア兵風ペンギンたちにぞっこん。動きから何からすべて変態かつキュート。彼らダイジェストで5回は見ろ!ちなみにシュレック同様吹き替えで見始めたところ、5分でヘドが出そうになりましたが、字幕にかえたら案外よかったです。シュレックが嫌いなのはやっぱり吹き替えで見てたからかもしれません。

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DVD:マダガスカル プレミアム・エディション "ペンギン大作戦"ディスク付
DVD:マダガスカル スペシャル・エディション
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 / STAR WARS: EPISODE III - REVENGE OF THE SITH (2005・米)

スターウォーズのくせに面白い!やればできんじゃん!ルーカス!
★★★★☆
141分/カラー
監督・脚本:ジョージ・ルーカス
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ユアン・マクレガー/ナタリー・ポートマン/ヘイデン・クリステンセン/イアン・マクディアミッド/クリストファー・リー/フランク・オズ

白状します。正直、スターウォーズって話が面白いなんて思ったことないんです。映像技術とかキャラとか世界観とかにはワクワクだけど、旧3部作もへっぽこエピ1,2も全部見たけど、内容なんざこれっぽっちも覚えてなかったんです。だから、今回も予告編がいくら面白そうでも、大した期待もせず、儀式だから...と映画館へ行ったまでのこと。が、これがSFXとかキャラとか関係なくちゃんと面白いからびっくり!!はじめてルーカス映画から感情ってもんを感じたよ。ルーカスは完全にシス派なんだね。ジェダイの活躍、宇宙の平和なんざ全く興味がなかったんだね。だから1,2はあんなにやっつけだったんだね。旧3部作でも話的に最も面白かったのは帝国の逆襲で、やっぱりシス優勢じゃない。ともかく、エピ1,2でがっくりし、見に行くのを躊躇してるなら、今すぐ映画館へ行くべし。つーかスターウォーズなんて見たこともないっつってる人も流行にのって行ってみるべし。何も知らなくてもたぶん面白い。旧3部作を見てる人はその10倍くらい面白い。はず。

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GOODS:ダース・ベイダー ボイスチェンジャー
※これかなり欲しいっす。
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MAY −メイ− / MAY (2002・米)

怖いけど、それよりなにより、切ねぇな。
MAY
★★★★☆
94分/カラー
監督・脚本:ラッキー・マッキー
音楽:ジェイ・バーンズ=ラケット
出演:アンジェラ・ベティス/ジェレミー・シスト/アンナ・ファリス/ジェームズ・デュヴァル/ニコール・ヒルズ/ケヴィン・ゲイジ

内気で、お母さんにもらった人形だけが友達の孤独な女子に好きな人ができるけれども、結局うまくやれず変態な方向へ行ってしまうキチガイホラー。友達がいないなら作ればいいと教えるお母さんが、お誕生日に人形をくれるんだが、その包装をうまく開けれないだけで、台無しだ...って嫌な顔をするのです。お父さんもやれやれという顔をするのです。周りの人らのほんのささいなリアクションで、嫌われたとか大切にされてないと感じて、死ぬほどヘコんでしまう繊細でもろい幼少期を送った人は是非見てみよう。きっちりその感覚を思い出してぐったりすること間違いなしだ。そんなゴスっ子のリアルで悲しいコミュニケーション障害描写が続き、切なすぎるわけだが、後半ふっきれてホラーになるのである意味逆に救われる。が、あんなハッピーエンドではやはり切ない。
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ワイルド・スタイル / WILD STYLE (1982・米)

なんの感慨もないけど、初期のヒップでホップな感じって楽しい。
ワイルド・スタイル
★★★★☆
82分/カラー
監督・脚本:チャーリー・エーハン
音楽:フレッド・ブラザウェイト/クリス・スタイン
出演:リー・ジョージ・クイノーネス/フレッド・ブラザウェイト/パティ・アスター/サンドラ・ピンク・ファーバラ

ヒップホップカルチャーの伝説的映画ってんで、やっと見てみました。別にストーリー的には何の盛り上がりも胸に訴えてくるものもないですが、グラフティやら、ブレイクダンスやらクラブ・ライブの様子をダラダラ見てるだけでとりあえず楽しい。飽きずにずーっと見てられる。80年代つーとテクノなイメージ強かったが、これ80年代なのか。自分ブラックな文化に傾倒してるわけでもなんでもないけど、白人テクノな文化よりこっちのがカッコイイ。つーか恥ずかしくないね、今見ても。そういやハンサムボーイテクニークだかなんだかの曲でこの映画のバスケシーンのセリフ(?)使ってんのあるね。よくこれが、あんなにもさわやかポップになったな。

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CD:ワイルド・スタイル ― オリジナル・サウンドトラック
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ライフ・アクアティック / The Life Aquatic With Steve Zissou (2005・米)

洋風川口浩探検隊感動ヒューマンドラマ

★★★★☆
118分/カラー
監督・脚本:ウェス・アンダーソン
音楽:マーク・マザースボウ
出演:ビル・マーレイ/オーウェン・ウィルソン/ケイト・ブランシェット/アンジェリカ・ヒューストン/ウィレム・デフォー

海洋ロマン活劇を見ようと思ってる人、全然違うので思い直してください。あくまでダメな人たちの淡々とした友情絵本です。ザ・ロイヤル・テネンバウムズのラストではふいに2度も号泣してしまった私ですが、今回は「なんか退屈じゃない?今度こそ泣く気がしないね」なんて途中まで思ってました。が、ジャガーシャークの登場とともに結局号泣。またやられました。なんだろね、この監督って。地味で退屈そうなんだよ、毎回。なのに、なんでか感動しちゃうんだよ。何がいいってストーリーでも、映像でも、音楽でもないの。いや、ひたすら地味でじわっと現実逃避的なそれら要素があわさってるからこそ、ボソっと口にする登場人物たちの完璧なつぶやきが胸を打つのか。誰も存在を信じてないジャガーシャークに親友を殺されたとリベンジを誓ったズィスーが、その宿敵ジャガーシャークを目の前にして言う一言なんて、もう。怒りでも、悲しみでもなかったあの一言が、もう。号泣。ちなみに一番男前なキャラはズィスーの奥さん。Mr.インクレディブルもそうだったけど、最もたのもしいのが女性ってのはなんだかいいね。ちなみにしょっぱなのカラフルなタツノオトシゴから肝心の恐怖!ジャガーシャーク(まんま。見たらわかる)まで、インチキくさくてどこか懐かしいファンタジックなCGの生き物たちが魅力的。飼いたい。

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CD:The Life Aquatic With Steve Zissou [SOUNDTRACK]
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フォービデン・ゾーン / Forbidden Zone (1980・米)

フォービデン・ゾーン
★★★★☆
75分/カラー
監督:リチャード・エルフマン
脚本:マシュー・ブライト/ニック・ジェームズ/ニック・L・マーティンソン/リチャード・エルフマン
音楽:ダニー・エルフマン
出演:エルヴェ・ヴィルシェーズ/マリー=パスカル・エルフマン/スーザン・ティレル/ジセル・リンドレイ/ダニー・エルフマン

めくるめく狂気のミュージカルファンタジー!なんだこのピンクフラミンゴとロッキーホラーショーを足したような6次元ワールドは!久々に映画を見て衝撃を受けました。とにかく素晴らしいのは音楽。ピーウィーの大冒険を見て以来ダニー・エルフマン(サタン役で登場。ルックスもカッコイイ!ホレる!)の音楽にぶっとばされ続けているわけですが、デビュー作からして、もう天才だったのね!DEVO的ニューウェーブなオープニングテーマからエレクトロポップ、スウィンギンジャズ、クラシック、パンク、ロックなどなどいろんな要素がつまったキチガイでコミカルな味付けの不穏で素敵な音楽の数々が始終流れっぱなし。映像もやすいセット、ゆるいアニメ、気味悪く愉快な人々(ときおり女王の乳がはみ出てるのが非常に気になる、王女は常に上半身裸だが)など悪趣味で魅力的。子供の頃、サーカスや遊園地に抱いたちょっと怖くてゾクゾクでも楽しそうでワクワクする感覚。DVD欲しい。家で何度も自由に見まくりたい。ただ、単調なエロネタが多すぎるのと、王様役の小人の顔が生理的に嫌いなタイプなのと(オースティンのミニミーだったらよかったのに!)、白黒だったのが少し残念かな。サイケで不自然な色合いで見たらもっともっと面白そう。一度フィルムに色つけて上映してみて欲しい。

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CD:Forbidden Zone/Original Motion Picture Soundtrack
CD:Anthology/Oingo Boingo
※ダニー・エルフマン率いるオインゴ・ボインゴのベスト。映画では使われてないがLittle GirlsとかDead Man's Partyとか名曲!
DVD:Farewell: Live from Universal Amphitheater 1995/Oingo Boingo
※オインゴ・ボインゴ解散ライブのDVDだそうです。リージョン1。
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ドッジボール / DODGEBALL: A TRUE UNDERDOG STORY (2004・米)

★★★★☆
93分/カラー
監督・脚本:ローソン・マーシャル・サーバー
出演:ヴィンス・ヴォーン/クリスティーン・テイラー/ベン・スティラー/リップ・トーン/ジャスティン・ロング

強烈にアホでインチキくさい筋肉自慢なCMから始まって何事??なスタートのこの映画。最高!最高!ベン・スティラー最高!ぞっこん!バカ全開!キモイ!実際の奥さんクリスティーン・テイラーに劇中かなり嫌がられているんだが、マジでキモイと思っていたに違いない!とにかくズーランダー同様ベンスティラーと愉快な仲間たちの映画で、まぁ楽しい。海賊になりたいおっさん、ネットでアジアンなビッチと出合って結婚した地味なサラリーマンおやじ、チアリーダーを目指す冴えない高校生男子などなどはみだしものたちが車椅子の変態天才ドッジじいさん(ボールの代わりにレンチとかなげる)の元で力をあわせて(?)優勝を目指すフリークスのハッピー友情巨編。あっという間の1時間半。まぁ見てやってよ、この爆笑コントを。ちなみに終わったからってすぐ帰っちゃったらもったいないぞ。おまけ映像を待つべし。関係ないけど水着で洗車ギャルのBGMにつかわれてたMilkshake、あれのピアノとか入ってておっしゃれーなRemix(セカンドロイヤルっぽい感じ)がすげー好きなんですが、誰mixなんだ?
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セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ / CECIL B. DEMENTED (2000・米)

セシル・B ザ・シネマ・ウォーズ
★★★★☆
88分/カラー
監督・脚本:ジョン・ウォーターズ
出演:スティーヴン・ドーフ/メラニー・グリフィス/エイドリアン・グレニアー/アリシア・ウィット/ラリー・ギリアード・Jr

映画バカテロ集団がクソみたいなシネコン映画をご機嫌にぶったぎる!これ見るととりあえず、やる気が出ます。何に頑張ればいいのか全くわかりませんが、無駄に頑張ろうと思います。そして、躁で善人ぶったおっさんや演技のうまさ押し売りのおっさんが出てくるような映画なぞ見たくもねぇ!マスターベーション的ディレクターズカットなんて作る意味あんのか?ボケ!壮大なだけのくだらん話をサーガなんつって垂れ流して人の時間を無駄に消費させんじゃねぇ!こじゃれたOLやら主婦やらが水曜だか金曜だかに集まるこぎれいで(内容も)やっすい映画ばっかやってる映画館なんぞ震災にあってしまえ!と叫んでみる。よし、元気出た。
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アドルフの画集 / MAX (2002・ハンガリー・カナダ・英)

アドルフの画集
★★★★☆
108分/カラー
監督・脚本:メノ・メイエス
出演:ジョン・キューザック/ノア・テイラー/リーリー・ソビエスキー/モリー・パーカー/ウルリク・トムセン

号泣。ヒトラーの若い頃の話ってんで軽く興味本位で見てみたんだが、まさかこんなに泣けるとは。裕福で遊び上手なユダヤ人画商ロスマンが、酒もタバコも女もやらないストイックで気味が悪い貧乏ヒトラーのアートの才能を見抜いてなんとか儲かる絵をかかせようと世話するけど、すれ違う。何事もスマートで大人なロスマンと自意識過剰で卑屈なガキヒトラーのキャラは全く正反対なのに不思議とどちらにも強く共感でき、淡々とあっさりした友情(?)が好感もてる。ナチス構想の絵を見て、素晴らしいとはしゃぐロスマン、画家としての希望が見えてちょっと素直になれそうだったヒトラー、今後の歴史的展開を思うと切ない。でも、画家で成功するのと、独裁者で名を残すのとどっちがアーティストとして刺激的な人生なのか...。
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moog (2004・米)


moog

★★★★☆
70分/カラー
監督:ハンス・フェルスタッド
出演:ロバート・モーグ/ガーション・キングスレー/ジャン・ジャック・ペリー/マニ−・マーク/ミックス・マスター・マイク/ルーク・ヴァイバート/キース・エマーソン/リック・ウェイクマン/ハーブ・ドイチ/ウォルター・シアー/バーニー・ウォレル/DJ ロジック/DJスプーキー=ポール・D・ミラー/パメリア・カースティン/ステレオラブ/ティノ・コープ/チャーリー・クローザー他

わーー!もう、ウッキウキ。エレクトリカル・パレードを初めて見たときの感動を皆覚えているだろうか?自分は憂鬱な現実(小学校)を完全に忘れてただただ楽しい嬉しい気分になって救われたなぁ。で、その音楽がペリー&キングスレーという人らがmoogというシンセで作った曲だって知ったのは十数年後。今だってあの曲を聞けば、理由もなくハッピー。そのmoogを作った博士のドキュメンタリーとあれば、見ないわけにはいかない。正直、映画としては焦点がボケてる感じもして、moogに興味がなければ面白くないだろなって感じもするけど、この際そんな事はどーでもいい。ペリー&キングスレーはもちろん、世界一おちゃめなおっさん(と私は思う。日本だったら由利徹)マニー・マーク他大好きなアーティストがたくさん出てくるし、ツボすぎる映像と音楽満載。中でも、moogを使ったビールのCMが最高!!あれだけでも見たかいあった!そして肝心のモーグ博士はガーデニング好きのなんだか愛らしいじいさんで、機械にも人柄が現れてるなぁと納得。幸せな気分になれました。

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CD:Moog [SOUNDTRACK]
CD:The Essential Perrey & Kingsley
※ペリキンを知るきっかけとなった1枚。ジャケが素敵。
CD:Best Of Moog: Electronic Pop Hits From The 60's & 70's
※ペリキン他moogの代表曲を集めたコンピ。ペリーの曲のFatboyslim remixあり。
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SPUN スパン / SPUN (2002・米・スウェーデン)

SPUN
★★★★☆
102分/カラー
監督:ジョナス・アカーランド
脚本:ウィル・デ・ロス・サントス/クレイトン・ヴェロ
出演:ジェイソン・シュワルツマン/ミッキー・ローク/ブリタニー・マーフィ/ジョン・レグイザモ/パトリック・フュジット/ミーナ・スヴァーリ/デボラ・ハリー

ようするに、スタイリッシュなよくあるドラッグ青春もの。監督はミュージックビデオ出身で演出はもちろんクール。基本的にこの手のおしゃれそうな作品はボロクソにけなしたいのが多いんですが...正直かなり好き。登場人物一人一人にロゴがあるとか女子たちのビッチなファッションとかアニメとの合成だとか急に古い刑事ドラマ風になるとかカッコつけてんなーと思うんだけど、センスだけで意味も隙も魂もないおしゃれさとは違って実際カッコいい。そこにいる人々がちゃんと魅力的で愛らしい。キャストも天才マックスにアメリカンパイにローストチキンばっか食う自殺少女に...とどいつもこいつもいい人選。ストーリーもダメ人間のダメな生活をダラダラ追ってるだけでそれほどドラマティックじゃない感じが泣けてくる。今後何度も見そうな予感。
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スクービー・ドゥー2 モンスターパニック / SCOOBY-DOO 2: MONSTERS UNLEASHED (2004・米)

スクービードゥ2
★★★★☆
93分/カラー
監督:ラージャ・ゴスネル
脚本:ジェームズ・ガン
出演:フレディ・プリンゼ・Jr/サラ・ミシェル・ゲラー/マシュー・リラード/リンダ・カーデリニ/セス・グリーン

出ました、よい子のアイドル、スクービー!お化け屋敷に探偵ごっこだもん、ワクワクしないわけないよねー。見たからって何も得るもんなんざないけども、ただ楽しい。でもってこのシリーズは本当に出来がよい。アニメの雰囲気を全く壊してない。むしろそれ以上。アニメオタク大国日本が大量生産してたしょーもないアニメの実写版らとはわけが違うよ。衣装もセットもキュートでカラフルで、登場キャラはみんな愛らしい。今回は自分のアイドル、セス・グリーンまで登場し(まぁあいかわらずちっちゃい)、魅力的なモンスターもたっくさん!!前作で受賞したNickelodeon kids choice awardsは逃したものの(2004はNEMOだって。そりゃ勝てねーや...)個人的には今作のがより大興奮!!1つ残念なのは前作でも思ったけど、昔のテーマ曲を使ってほしいなー。あの曲大好きなんだよなー。ところでパフィーの曲ってエンドクレジットで流れてたやつかな?

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DVD:スクービー・ドゥー 特別版
CD:スクービー・ドゥー2 モンスターパニックサントラ
※パフィとかfatboyslimとか
DVD:スクービー・ドゥーのゾンビ島
DVD:Scooby Doo - Original Mysteries
※オリジナルアニメシリーズ!大好きなテーマ曲もこれなら聞ける?
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ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版

jakass
★★★★☆
88分/カラー
監督:ジェフ・トレメイン
出演:ジョニー・ノックスヴィル/バム・マージェラ/スティーヴォー/クリス・ポンティアス/ライアン・ダン/スパイク・ジョーンズ

これぞ、真のバカだ。IQゼロ、偏差値ゼロ。実はどぎつすぎて不愉快になりそうだなとTVではそんなに本腰入れて見てなかったんですが、今回これだけまとめてガツンと見たら、思ったより微笑ましい愛すべきバカたちでした。鬱々したとき家でダラダラ見てたい感じ。まぁ、黄色いかき氷食うとこはピンクフラミンゴのラスト同様、本気で逆流しそうになりましたし、紙で指のまたを切るのも肌の再生が遅い自分にとっては切なすぎましたが。とはいえ、楽しく拝見できました。ちなみに字幕もサウスパークと同じ人なので、いい感じ。でも、やっぱりアメリカのjackassよりイギリスのTriggerHappyTVのが個人的には好きかな。あっちはバカスタントじゃなくて、スタイリッシュないたずらウォッチングだから根本的に違うのかもだけど。なんでTriggerHappyTVて日本で全然やらないのかね。映画にもなってないし。日本で受けそうな気がするけど。特にネガティブでシュールな関東のすかしたお笑い好きとかに。余談だが、ロスト・イン・トランスレーションて、旦那のスパイク・ジョーンズがjackassの撮影で来日したときに一緒についてきたソフィア本人の話ってのを耳にしたが、ホントかしら?

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DVD:ジャッカス vol.2 & 3 ツインパック
CD:Jackass: The Music, Vol. 1
DVD:Don't Try This at Home※Steve-oのビデオ
DVD:Don't Try This at Home: the Tour 2※Steve-oのビデオ
DVD:Steve-O Video Vol 3: Out on Bail※Steve-oのビデオ
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裸のランチ / NAKED LUNCH (1991・英・米)

裸のランチ
★★★★☆
115分/カラー
監督・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
原作:ウィリアム・バロウズ
出演:ピーター・ウェラー/ジュディ・デイヴィス/イアン・ホルム/ジュリアン・サンズ? ロイ・シャイダー

数年前に一度見たときはすごく好きな雰囲気ながら何度も寝てしまい、全く意味がわからん!と思ってたんだけど、改めて全部しっかり見たらやっぱり全くわからん!が、寝てなくても結局悪夢を見てたような気分で気持ちよい。原作は麻薬中毒&ゲイのシュールな小説らしいけど、映画はどっちかつーと昆虫をはじめグロテスクな造形や悪夢への愛と創作する事の快楽や苦痛を描いてるので麻薬中毒でもゲイでもない自分には映画のが面白いんだろうなと思う。タイプライターが巨大なゴキブリになって指令を出したり、でっかいムカデの肉をさばいてミンチにしたり、ゲイが虫のように変形して若い男のエキスを吸ったり...みたいのにワクワクできる人におすすめ。ちなみにDVD特典のメイキングドキュメントもだいぶ面白い。劇中でウィリアムテルごっこと称し妻を射殺してしまうシーンは現実に原作者が起こした事件を元にしてるとかそういった背景を知るとより興味深い。

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BOOK:裸のランチ
BOOK:クローネンバーグとバロウズ 裸のランチ
CD:裸のランチサントラ
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スーパーサイズ・ミー / SUPER SIZE ME ?(2004・米)

スーパーサイズミー
★★★★☆
98分/カラー
監督・出演:モーガン・スパーロック

私はもうホントどうしようもない緊急事態でもない限り、マクドナルドなんぞ食わん!!と常々声を大にして言ってるんですが、今後その理由をイチイチ説明する手間が省けそうです。「なんで?」なんてすっとぼけた質問されても「スーパーサイズ・ミーを見ろ!!」で事がすみます。大企業が劣悪な商品を巨額な金を使って宣伝し、素直な大衆の金と健康を搾取している図式が見事に描かれています。つか、それよりなによりマズくて、1ヶ月どころか1個食っただけで具合が悪くなるんだよ!マックて!いや、マックだけじゃなく、吉野家もファーストキッチンもファミレスもコンビニ弁当もその他諸々!実のところ自分、子供の頃はジャンクフード漬けのチョコレート中毒で、面倒だからカロリーメイトで数ヶ月過ごすなんて荒技をやってた事もありました。そしたらね、ホントに死にかけた!なので、この映画、全然人ごとじゃないのさ(素でバカ)。と、昔の自分もそうだから気持ちはわかるが、アメリカってのは人間の欲望に対して過剰に正直すぎる。食いたいものを食いたいだけ食って、すこっしも動きたくないなんて。まともな人なら、先の事を考えてその欲望を多少なりとも押さえるけど、それがない。今の快楽を捨てるくらいなら後の事は考えるのよそうってなる。だから、京都議定書なんかもオレやんなーいって言えちゃう。これってアメリカがものすごく若い国だからってことはないかい?歴史や伝統などがないから、何をよりどころにしていいかわからない。それを補うために昔の人は宗教なんてもんを発明したんだろうが、この映画の中で「この人誰だ?」って子供にキリスト見せたら正解率0%なところを見ると(笑)。そりゃ、欲望が行動のよりどころとなるのは当然で、その欲望てのが肥満であり、金=経済であり、“消費”なわけだ。でも、もうそんな時代じゃないよねー。って、ここ数日どーしょもない生活送ってたお前が言うな!と何人かに激しくつっこまれそうですが。そういや、最もスーパーサイズをプッシュしてた肥満率ナンバーワンのテキサス州てブッシュが元州知事だったよね。あそこは死刑執行数もトップだかなんだかだったような気がしたけど、それってどうなの??

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CD:スーパーサイズ・ミー オリジナルサウンドトラック
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MIND GAME (2004・日)

MIND GAME
★★★★☆
103分/カラー
監督・脚本:湯浅政明
原作:ロビン西
音楽:山本精一
声の出演:今田耕司/前田沙耶香/藤井隆/たくませいこ/山口智充

漫画家を志す青年が大好きな幼なじみの前で情けなく殺されるが神様に背き、復活した途端ヤクザに追われクジラにのまれ、クジラの中で30年暮らしてるじいさんと恐竜と仲良く生活。が、やはり外の世界に出たいと頑張る。そんなストーリーなんだが、そんなことはどうでもいい。とにかく音楽!!音楽が流れるとなんだか泣きそうになって、はたと気づいた、これ山本精一じゃん!?昔からボアダムズ好きだのなんだのゆってたけど、誰が好きってEYEでもヨシミちゃんでもなく山本精一。この人の音楽は何故にこうも簡単に自分の涙腺を緩めるのか。神様に死んだと言われて流れる寂しいかつ優しい歌やらラストのめくるめく回想シーンで流れる曲などどれもこれもグッとくる。ちなみにこの映画、ストーリーより音とイメージの連続な感じはビートルズのイエローサブマリンのようで、映像のスピード感、迫力、アイデア等々なかなか素晴らしい。が、元々のキャラの造形が肌にあわない。乳首がすけてるTシャツ着てたり、ぬいぐるみ帽子(?)かぶったり、じいさんのヒゲをキュっと結んだり、そういうのがちょっと違う。ロビン西の漫画て感覚的には共感できるが、絵がどうも苦手なんだよなぁ。勢いはあるけど雑っていうか。非常に残念。この音楽で、この演出で、この話で、もっといい絵だったら歴史に残る大傑作だったに違いない。

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BOOK:マインド・ゲーム/ロビン西
※コミックアレ!に連載されてた原作の復刻。アレ!って真夜中の弥次さん喜多さんとか今や伝説的な人気漫画がいっぱいだったねぇ。ろくに内容覚えてねーけど。
CD:マインド・ゲームサウンドトラック
※ボアダムズ、想い出波止場、羅針盤などの山本精一!!必聴!!
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Mr.インクレディブル / The Incredible (2004・米)

インクレディブル
★★★★☆
製作総指揮:ジョン・ラセター
監督:ブラッド・バード
声の出演:クレイグ・T.ネルソン(三浦友和)/ホリー・ハンター(黒木瞳)/サミュエル・L.ジャクソン(斉藤志郎)/サラ・ヴァウエル(綾瀬はるか)

自分、ピクサー大好きでして、アイアンジャイアントも号泣しまして、スパイキッズも全部見てます。そんなわけでこれに関してものすごくひいきして見てしまいそうだったので、手放しには褒めないぞ!と心に決めて挑んだんですけどね。えぇ、すんごい面白かったっすよ!シュレック2をちょっと前に見てたもんだから、より一層、こっちの素晴しさがきわだった。やっぱ子供の心をわかってるよ。ピクサーは。で、007やら黄金の7人やらオースティンパワーズやら燃えよドラゴンやらいろいろ好きな映画をいい感じに思い出す。音楽も映像もとにかくツボ。ちなみに一番好きなキャラはスーパーヒーロー専門のデザイナー、エドナ。身勝手で自己中だけど、天才的な仕事ぶりとヒーローへの愛情とちっこくてちょこまか動くオモロかわいさが最高。そんで、スーパー能力はお母さんが一番すごい。完全に人間じゃないです。そういえば、見る前にヴァイオレットに似てると友達に言われてたんですが、見てて「なんだよこのオタクゴス貞子は...」と思ったキャラがそのヴァイオレットでした。オイ!あれに似てるってどういうことだよ!でも、確かに似てた!気味悪くたれた黒髪、ギョロっと飛び出た目、透明度(生きてる人間の気配がない)、全て納得だ。困った。
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なまいきシャルロット / L' EFFRONTEE (1985・仏)

なまいきシャルロット
★★★★☆
監督:クロード・ミレール
音楽:アラン・ジョミイ
出演:シャルロット・ゲンズブール/ジャン=クロード・ブリアリ/ベルナデット・ラフォン/ジャン=フィリップ・エコフェ

セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの娘ってだけで、えらい血筋なシャルロットなわけですが、実のところ大してよく知りませんでした。映画も歌も。おしゃれっこのカリスマ?なわりに写真とか見る限りじゃそんなかわいくないじゃんと、そう思っておりました。が、謝ります。かわいいとかなんとかでなくて、とにもかくにも魅力爆発!輝きまくり!ストーリーは冴えない田舎町の娘が同じ年の都会的なピアニストに憧れて町から出る夢を見るけど、本当に自分を必要としてくれているのは身近な人たちだったみたいな、なんてことない内容。でも、シャルロットの憂いを帯びた目、華奢な体つき、その他とにかく全て、眺めているとため息が出る。ま、そんなわけでシャルロットがはっきりうつってないシーンになると途端に興味なくなる。シャルロットダイジェストでなら何度も見たい。それから、主題歌がまたたまらん。あの曲でシャルロットの映像。理由もなく泣きそう。ちなみに特典でシャルロットのインタビューが入ってるんだけど、これまたウィスパーなしゃべり方で...はぁ、グッときすぎてまたため息。

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CD:Collection/Ricchi E Poveri
※名主題歌“sara' perche ti amo”が収録されてる模様。
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ニュースの天才 / SHATTERED GLASS (2003・米)

ニュースの天才
★★★★☆
製作:トム・クルーズ
監督:ビリー・レイ
出演:ヘイデン・クリステンセン/ピーター・サースガード/クロエ・セヴィニー/スティーブ・ザーン

エアフォースワンに置いてある権威あるニュース雑誌で嘘八百な記事をかきまくってた実在若手ライターの話。地味なんだけど、きっちり面白いいい映画。だが、とにかく主人公のアナキン=スティーブンがまぁ胸くそ悪い!口がうまくて皆にいい顔をし平気で嘘をつく。で、いざとなると反省したと見せかけて嘘の上塗り。更にもうどうしようもなくなったら泣いたりパニクったりして問題をうやむやにしようとする。確かにライターにしては若いんだろうが、考え方や行動がガキすぎる。SWエピソード2のときもアナキンムカつくなぁって感じだったが、ここでもみごとにカチンときた。それだけこの役者、演技がうまいということなのか。いやでも、こんなムカつくように見える奴の嘘記事がチヤホヤされるわけねーし。実際のスティーブンがどれほど器用な奴なのか見てみたい。関係ないけど、この胸クソ悪いガキの嘘をあばく、ネットニュース記者アダムがすげーカッコイイ。顔が。もっと出てきてもよいのに。そしてガキライターを厳しく処分する編集長チャックはどことなく知り合いに似ていて親近感。
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秘書 セクレタリー / SECRETARY (2002・米)

セクレタリー
★★★★☆
111分/カラー
監督:スティーヴン・シャインバーグ
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:ジェームズ・スペイダー/マギー・ギレンホール/ジェレミー・デイヴィス/レスリー・アン・ウォーレン/スティーヴン・マクハティ

変態S弁護士&変態M秘書のエロティックラブロマンス。こんなんね、おもろいわけねーだろとたかをくくってたが面白い。どう考えても変態なのに、2人とも何故だか愛らしくて魅力的。不思議だ。でもって、タイプミスしただけであざができるほど尻をたたいたり、ミミズを手紙にはさんでみたり、3日も放置プレイしてみたりなどなどあきらかに最悪行為の連続なのに気持ち悪くない。事務所内の雰囲気はどことなーくエロい悪夢のような。そうデビッド・リンチ的...なんて思ってたら、音楽が同じ人なのね。納得。そういえば、弁護士役ジェームズ・スペイダーの顔がかなり大好きなんだが、すぐ忘れてしまう。この人今までに何度か他の映画でも見かけてるはずなのに、またお初だと思ってた。デビッド・クローネンバーグのクラッシュにも出てるのか。見ようと思ってまだ見てなかったな。つか、あれも変態映画じゃん。
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クリビアにおまかせ! / JA ZUSTER, NEE ZUSTER (2002・オランダ)

クリビアにおまかせ!
★★★★☆
102分/カラー
監督:ピーター・クラマー?
出演:ルス・ルカ/パウル・R・コーイ/チツケ・ライディンハ/パウル・ドゥ・レウ/ワルデマル・トーレンストラ

肝っ玉ナースクリビアとその変でゆかいな住人たちと彼らを追い出そうとしている意地悪大家の療養所ミュージカルコメディ。しょっぱなおかしな着ぐるみで舞台稽古してるとこで、すでに爆笑。なんてことはない話なんだけど、その後も出て来る奴らのすっとぼけた感じがとにかく微笑ましい。歌や踊りも満載で、中でも、善人になる薬を飲まされて急にいい人になった大家さんが裁判所から出てきて流れる“DE TWIPS”という曲と踊りが最高!主にさわやかオールディーズな感じで大好き!と思いきや途中ちょいファンクでブレイクダンスになったりもして。これだけでも見た価値ある。その他女の子の服装も街並もなかなかキュート。ちなみに好きなキャラは大家さんとその友達の美容師ワウター。この二人の友情に不覚にも涙してしまった。

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DVD:クリビアにおまかせ!
CD:クリビアにおまかせ!オリジナルサウンドトラック
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橋の上の娘 / LA FILLE SUR LE PONT (1998・仏)

橋の上の娘

★★★★☆
92分/モノクロ
監督:パトリス・ルコント
出演:ダニエル・オートゥイユ/ヴァネッサ・パラディ

尻軽幸薄女が自殺しようとするとナイフ投げの男にスカウトされ、名コンビ誕生な物語。映像や音楽のセンスはこじゃれていていかにもフランスの恋愛映画なわりに話のテンポがよく、人間関係もまぁあっさりしていて気持ちよい。2人でいるとツキまくり、1人になるとあいかわらずツイてない生活に戻ってしまうわかりやすい演出も好感がもてる。つか、ヴァネッサ・パラディ貧乳だけど美人じゃないけどキュートだ。
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ロジャー&ミー / Roger And Me (1989・米)

ロジャー&ミー
★★★★☆
監督:マイケル・ムーア
90分/カラー

ゼネラル・モータースの工場閉鎖により失業大国となってしまったマイケル・ムーアのホームタウンミシガン州フリント。観光化を計り新しい雇用を生み出そうなどいろいろ試みるがことごとく失敗。そして、GM会長ロジャー・スミスにしつこく面会を求めるも全く相手にされず、無力さ全開。なんだかその様子は我がホームタウン熱海のそれともなんとなーく重なって見え、悔しい思いでいっぱいに。オイ、アホでマヌケな熱海市長。あの花博のサテライト会場ってなんだったんだ?7億もどこに使ったんだよ。説明しろ。みうらじゅんが喜んで写真でも撮りに来そうなパレードやら学校の花壇並の花にそんな金かかるんか?その分、もっと有意義な使い道があったんじゃないか?つか、みんな諦めないでもっと怒ったがいいんじゃないか?なんなら僕が熱海のマイケル・ムーアになってやろうか。いや市長になってやろうか。と、話はずれたが、マイケル・ムーアの根底にあるものはこの頃から華氏911にいたるまでずっと一貫してて、その単純で熱い主張に自分は常に共感できる。
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ラブ・アクチュアリー / Love Actually (2003・英)

?????????奢??
★★★★☆
135分/カラー
監督・脚本:リチャード・カーティス
出演:ヒュー・グラント/リーアム・ニーソン/エマ・トンプソン/アラン・リックマン/コリン・ファース/キーラ・ナイトレイ/ローラ・リニー/ローワン・アトキンソン/ビリーボブソーントン/シャノン・エリザベス

クリスマスを舞台に年寄りから子供まで様々な形のラブストーリーが綴られる。ひそかに面白かったノッティングヒルの恋人と脚本家が同じということで鑑賞。正直面白いです。出て来る人々がみんなキュート。いい奴。微笑ましい。でもって、きっちり笑いは忘れない。人と人との距離がほどほどで、ドロドロベタベタしないのが気持ちよい。イギリス映画ってちょっとダメで変でいい人を描くのがうまいよね。でもってイギリスの役者はまさにそういう演技が得意だよね。素なのか?いい国だ。...が、ノッティングヒルもそうだったけど、ラストがなぁ。大団円なのはいいが、大げさつーか。一気にドラマティックになっちゃってついていけない。ちょっと長いし。でも、イギリスのボンクラがアメリカ行ってゲットしてきたセクシー美人がシャノン・エリザベスてのはよかった。アメリカン・パイでもジェイ&サイレントボブでもボンクラの救世主だったし、この娘絶対いい子だと思う!

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CD:ラブ・アクチュアリー/サウンドトラック
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殺人の追憶 / MEMORIES OF MURDER (2003・韓)

????????
★★★★☆
130分/カラー
監督・脚本:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ/キム・サンギョン/パク・ヘイル/キム・レハ/ソン・ジェホ

80年代に実際あった連続強姦殺人事件を元にした刑事ものフィクション。地味で特別目新しさはないけど、ちゃんと面白い。未解決なままだけど、その感じがまたたまらない。前半はコミカルで軽快、後半はシリアスで重厚。その流れも自然で、ちょうど飽きない。演出も役者も非常にうまい。最近韓国ブームですけどね、松尾貴史だかスマイリーキクチだかわかんない俳優が出てる安いメロドラマなんか見てるより、こっち見といた方がいいですよ、奥さん。ソン・ガンホを筆頭にこれに出て来る人らのがよっぽど男前だから!!

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DVD:殺人の追憶
CD:殺人の追憶/岩代太郎
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華氏911 / FAHRENHEIT911 (2004・米)

華氏911
★★★★☆
122分/カラー
監督・脚本:マイケル・ムーア
出演:ジョージ・ブッシュ

カンヌでパルムドールを獲得し...と解説はもういらないね。今調べて122分もあったんだとびっくり。90分かそこらかと思ってた。それくらい集中して鑑賞してしまった。これに満点つけちゃって、金持ちでスマートな大人からはバカにされるかもしれない。日本人で大統領選なんて関係ないのにバカじゃない?何そんなに熱くなってんの?これをクールだと言うことがオシャレだとでも思ってんの?誰でも知ってる内容なのに何を今更?なんて言われそうだ。それでも、4年前の大統領選、911、イラク戦争に関して詳しいわけじゃないけど常に何か憤りを感じていた自分はこの映画を支持したい。偏った内容だ!と言われているけど、実際イラク戦争が開始された頃、アメリカのテレビは同じくらい偏ったアメリカ万歳一色の報道しかしてなかったじゃないか。今まさに戦争をしてる国なのに(だからこそか?)日本にいるより、現実でどんなことが起こっているか普通に暮らしてたらさっぱりわからなかったじゃないか。そんなアメリカで(それもかなり大勢に)現場の映像をちゃんと見せただけでも価値があると思う。でもってその見せ方もうまい。しっかりエンターテイメントになっている。あれなら固い話に聞く耳もたない多くの人々に見てもらえる。そういえば、うちの祖母もよくおもしろおかしく、自分が死にかけた戦争体験を聞かせてくれた。そのおかげで、おそらく自分は若い世代にしては反戦の気持ちが強いと思う。ちなみに、これは反戦の映画ではない。うーん、他にも言いたいことは山ほどあるんだが、とにかく“ずる賢い金持ちが、大衆が無知で貧乏なのをいいことにうまいこと操って何もかも搾取する”という構図を手際よく見せたこの映画をある種無知で貧乏な僕らも日本人だから関係ないとは言わず見といていいと思う。

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DVD:華氏 911
BOOK:おい、ブッシュ、世界を返せ!/マイケル・ムーア
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ディープ・ブルー / Deep Blue (2003・英・独)


★★★★☆
91分/カラー
監督・脚本:アラステア・フォザーギル/アンディ・バイヤット
ナレーション:マイケル・ガンボン
製作:BBCワールドワイド/グリーンライト・メディア

劇画オバQならぬ劇画ファインディングNEMOもしくはNEMOin世界残酷物語。シャチがアシカの子供を放ったり、クジラの子供を溺死させたり、シロクマがイルカにケンカ売ったり、深海生物はインベーダーゲームみたいだったり、ディスコライトだったり、鳥がずいぶん深くもぐったり、ペンギンが腹強打したり、エイがスライム(ドラクエ)に見えたり...はぁすげぇ。海って宇宙なみにすげかったんだ。満足!ただナレーションは終止シリアスだったのでヤコペッティくらいオチャメでもよかったかなって気もしたり。
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アメリカン・パイ3:ウェディング大作戦 / American Pie:The Wedding (2003・米)

★★★★☆
103分/カラー
監督:ジェシー・ディラン
脚本:アダム・ハーツ
出演:ショーン・ウィリアム・スコット/アリソン・ハニガン/ジェイソン・ビッグス/ユージーン・レヴィ

ちょっとエッチ(いやほぼ全編エロ?)なさわやか青春バカ映画アメリカンパイシリーズがジムとミシェルの結婚にてついに完結!1作目からずーっと見守ってきた身としては映画としてどうとかって冷静な評価はできません。祝!めでたい!前2作のメンツが全員集合してなかったのは残念だけど、回を増すごとに露出度バカ度が高くなるmy favoriteスティフラーがここにきて主役に!と言っても過言ではない大活躍っぷり。ピンクフラミンゴのディバインばりの衝撃シーンも軽快にこなし、下品きわまりないスティフラー節も絶好調。とにかくアメパイファン(特にスティフラーファン)は絶対見ろ!
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くたばれ!ハリウッド / The Kid Stays in the Picture (2002・米)


★★★★☆
93分/カラー
監督・脚本:ブレット・モーゲン/ナネット・バースタイン
原作:ロバート・エヴァンズ

パラマウントの危機を救い今もなお現役の映画プロデューサー、ロバート・エヴァンズの伝記。実際の写真をちょいと加工して高度な紙芝居風にした映像に本人のナレーションという至極地味な仕様で、見始めて10分程度で飽きたなぁ...と思いきや、その後あまりに波瀾万丈かつ粋なエヴァンズの人生に最終的には感動。どんなにどん底な状況になっても復活するその懲りなさっぷり、見習いたいもんだ。
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怪獣島の大冒険 / Pufnstuf (1970・米)


★★★★☆
98分/カラー
監督:ホリングスワース・モース
音楽:チャールズ・フォックス
出演:ジャック・ワイルド/ビリー・ヘイズ

日本で見かける着ぐるみショーと比べ、あまりにゆるく統一感のないキャラたちに衝撃を受けたものの、すんばらしい音楽と夢あふるる内容に当時子供であった私はあっさり騙され心の名作に入れてしまった一品。改めてみてみると、思ってた以上のゆるさそして小汚さにまた衝撃。が、音楽はやはりよい。バンドを追い出されたいじめられっこジミーがMy楽器のフルートと突然話せるようになり友達できたよワーイな歌と、魔女オブザイヤー発表パーティで魔女(ママス&パパスのキャス・エリオット)が歌い上げる人と違うってハードでロンリーだけど素敵よね(この歌はマジで泣けます)な歌と、最後島の皆が助かって怪獣島最高!な歌はとにかく必聴。このサントラはオシャレDJにわりと重宝されてるみたいなので、レコ屋でみつけた人は買って、そして、くれ!

<関連商品>
DVD:Hr Pufnstuf Complete Series
BOOK:Pufnstuf & Other Stuff/The Weird and Wonderful World of Sid & Marty Krofft
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ルールズ・オブ・アトラクション / THE RULES OF ATTRACTION (2002・米・独)


★★★★☆
監督・脚本:ロジャー・エイヴァリー
原作:ブレット・イーストン・エリス
出演:ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク/シャニン・ソサモン/イアン・サマーハルダー/ケイト・ボスワース/ジェシカ・ビール

パルプフィクションが好きなので、自分はタランティーノ好きだと思っていたが、もしかするとロジャー・エイヴァリー好きだったのかもしれない。だって、キルビルよりこっちのが面白かったんだもの。ストーリー自体はドラッグ青春モノなのでありがちなんだが、個人個人の妄想も含めた思考の流れ感情の起伏がリアルである。さっきまで絶対としていたものがあっさりどうでもよくなったりするいい加減さ、本音と実際起こす行動の不一致など。そういえば同じ原作者のアメリカンサイコもそういった部分が面白かったな。ということは、もしかすると自分はこの原作者が好きなのか?どっちも本読んでねーけど。
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デッドコースター ファイナル・デスティネーション2 / FINAL DESTINATION 2 (2003・米)

デッドコースター
★★★★☆
90分/カラー
監督:デヴィッド・リチャード・エリス
出演:アリ・ラーター/A・J・クック/マイケル・ランデス/トニー・トッド

皆でワー!キャー!言いながら見るのに最高なこの一品。運命によってただただ登場人物が死んでいくのだが、そこは普通のホラーじゃございません。いかにもあぶなっかしい要素が次々にうつしだされ「さて、この人は一体どうやって死ぬんでしょーーか!?」っていうまるでクイズのような展開。そしてもったいぶらずに死ぬ瞬間をくっきりぱっきりあっさり披露。あまりに衝撃的かつ予想外な死にっぷりは怖いというよりヒャッホー!と叫んで笑ってしまう。それはまさにジェットコースター。邦題のセンスよすぎ!!
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プッシーキャッツ / JOSIE AND THE PUSSYCATS (2001・米・カナダ)


★★★★☆
99分/カラー
監督:ハリー・エルフォント/デボラ・カプラン
出演:レイチェル・リー・クック/タラ・リード/ロザリオ・ドーソン/セス・グリーン

いやいや、セス・グリーン(最初の数分だけだが)とレイチェル・リー・クックがスーパーアイドルだってんだから、ワシのために作ったんじゃねーのか?というみごとな配役。悪徳マネージャーもスパイキッズのフループだし、とにかくその他キャストもナイス!もうメンツだけで個人的には大満足である。でもって、ストーリーも現代のマスコミに踊らされた大量消費社会を軽快かつアホらしく風刺していて、なかなかいい出来。これでもう少しパンチの効いた音楽だったら満点なんだけどな。ちなみに金髪セクシー天然ボケドラムのタラ・リードが面白すぎてイチオシです。
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リベリオン 反逆者 / EQUILIBRIUM / LIBRIUM (2002/米)


★★★★☆
107分/カラー
監督:カート・ウィマー
出演:クリスチャン・ベイル/エミリー・ワトソン/テイ・ディグス/アンガス・マクファーデン/ショーン・パートウィー

マトリックスのパチモンみたいなパッケージだったので全くノーマークだったが、見てみてびっくり。多少ストーリーはダルく感じるとはいえ、銃と東洋武術をみごとにミックスさせたガン=カタ戦闘シーンが恐ろしくカッコイイ。ブレイドや処刑人などで興奮した人は見といて損なし。特にラストの20分!
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ハイ・フィデリティ / HIGH FIDELITY (2000・米)


★★★★☆
114分/カラー
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ジョン・キューザック/ジャック・ブラック/リサ・ボネ/ジョエル・カーター

いってみれば大人のラブ・ストーリー...なのだが、その大人ってのが30もすぎてなおモラトリアムな雰囲気を漂わせている音楽オタクなのである。見てるとすごく痛い気分に。心当たりがあるというかなんというか。誰も頼んじゃいないのになんでもトップ5を発表しちゃったり、マイベストテープとか作って流しちゃったり。あいたたた。と、まぁ本筋もなかなか面白いんだが、とにもかくにもジャック・ブラックに注目していただきたい!自分の嫌いなレコード売らない、ダサい奴にもレコード売らない、自分ボーカル希望でバンドメンバー募集してるけど誰も応募してこない、振り向けば半ケツ、と最悪なレコード屋の店員として大活躍。このデブ最高。
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007 カジノロワイヤル / CASINO ROYAL (1967・英)


★★★★☆
130分/カラー
監督:ジョン・ヒューストン/ケン・ヒューズ/ロバート・パリッシュ/ジョセフ・マクグラス/ヴァル・ゲスト
出演:ピーター・セラーズ/デヴィッド・ニーヴン/デボラ・カー/ウィリアム・ホールデン/ウディ・アレン
音楽:バート・バカラック

まともな007ファンはこんなの007じゃない!と怒りそうだが事実007じゃないよね。豪華キャストが男だろうと女だろうと軒並みジェームズ・ボンドなんだから。いかにもイギリス的なギャグとお色気満載。ピンクパンサーやらモンティパイソンやらが好きなら嫌いなわけない。特にピーター・セラーズが拷問をうけるシーンや保安官やらインディアンまで巻き込んでの大騒ぎなラストは何度も見てしまう。そして音楽もバカラックなので、もちろん最高。ちなみにコーネリアスのファースト・クエスチョン・アワードのテーマってこのテーマ曲のまんまパクり。つーかオーティンパワーズなんかは映画自体丸々パクり。と、いろいろ再利用されてるので、これを押さえておけば、また違った場所で楽しめること間違いなし。
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ストーリーテリング / STORYTELLING (2001・米)


★★★★☆
87分/カラー
監督・脚本:トッド・ソロンズ
出演:ジョン・グッドマン/セルマ・ブレア/マーク・ウェバー
音楽:ベル・アンド・セバス

まず、オープニングとエンディングの曲が無条件にいい。聞いただけで泣ける。とくにオープニングはシンプルながら美しい映像とセットになっていて現実逃避度は満点。
そして肝心の内容は、”「差別はしちゃいかん」という意識が強すぎて障害者や黒人に愚かな服従の仕方をする女子の前半部”と”ただ「テレビに出てビッグになりたい」とぼんやり思っているだけのダメ人間代表格受験生と体裁にこだわる家族とその家政婦とそのドキュメンタリー映画をとってる映画作家の後半部”の2部構成。
出てくる人間がどいつもこいつもしょーもない。が、そこが妙にリアルで全員に共感できてしまう。そこで起こっていることが現実的でないとしても、登場人物が何故こう言ったのか、何故こういう行動をとったのか、手に取るようにわかる。それが絶望的でありながらも他人を多少なりとも理解できたような気分になれて不思議と心地よい。
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